iPadの歴史的意義、変革への期待。

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iPadがそろそろ発売されますね。AppBankの@kazuendも勇んでハワイまで買いにでかけます。@appbankは未だに何が良いのかわからないと言っていますが、@entrypostmenはかなり楽しみにしているようです。そんな中、私自身はこんな風に思っています。

も、もしかすると、これは歴史に残るものになるのでは?

@kazuendのiPad入手報告を前に、@Toshismより、前哨戦として、iPadへの期待を述べさせて頂きます。

目次

本当の変化の、はじまりはじまり

少し歴史の話をさせてください。

産業革命が本当の意味で経済に変化をもたらしたのは、実は、蒸気機関が発明された時点ではありませんでした。蒸気機関が生まれてからの五十年間に起こったことは、産業革命以前から存在していた製品の生産の機械化だけ。今まで存在した製品が、品質良く、大量に、欠陥少なく生産出来るようになっただけでした。

全てが変わったのは、蒸気機関の誕生から50年が経過したタイミングで「鉄道」が登場してから。人類が初めて本当の移動能力を得た瞬間から、一気に新しい産業が次々に花開きだしました。花開いたのは蒸気機関とは直接関係のないビジネス。電報と写真に始まり、光学機器、農業機械、そして郵便、新聞、銀行を生み出し、まさに経済を一新していきました。

さて、1940年代半ばにコンピューターが出現してから約70年、本当の意味でIT革命が始まってから約20年ということになります。そろそろ、産業革命における郵便、新聞、銀行といった決定打が出現してもいいタイミングです。私はとってもわくわく、ドキドキしています。

「仲人」、iPad

さて、翻ってIT革命の進行具合はどうでしょうか。実は、コンピューターと双璧を為す、ある存在が生まれてから、今年で約40年です。もちろんそれは「インターネット」。インターネットの前進であるARPANETが誕生してから、今年で41年だそうです。

IT革命の導火線「コンピューター」と、寵児「インターネット」。相性が良いこの二人は、「絶対に昔に戻れない」と誰もが感じているように、私たちの生活を一変させてきました。その代表的な存在は、例えばAmazonでしょう。二人は約40年前に出会い、少しずつ仲よくなり、どんどんとその距離を近づけていきました。

そして今年、やっと二人は「結婚」します。もちろん仲人はiPad。

iPadが生み出すもの

ドラッカーは、彼の著作でこんなことを書いています。

これからは、この変化に続いて、いくつかの予想もつかない新産業が出現する。(中略)それが何であるかは分からない。しかし、新技術、新産業が現れることだけは確実である。

革命は全く新しいものを生み出す力であるため、ドラッカーほどの慧眼をもってしても結局何が生まれるかはわかりませんでした。しかし、時代の変化を目前にしている我々なら、これから起こることを、少しだけ予想することができます。

iPhoneの登場以降、私たちの生活は、今までとは少し違った形で変容しつつあります。「iPhoneの何がよいの?」と聞かれても、伝えにくいのはこのためです。なぜなら、今まで体験したことがないことを体験しているわけですから。私自身はいわゆるAR系アプリをあまり好きではありませんが、セカイカメラやFoursquareを説明するのはやっぱり難しい。

そして、そこでiPadの登場です。

iPadは、iPhoneが実現したことを、さらにもう一歩先に進める可能性に満ちています。特に、サイズが大きくなったことによる使用用途の広がりが決定的でしょう。これこそが、iPadを仲人だと私が考える最大の理由です。これが、幾つかの産業に変化を与えるでしょう。

真っ先に変化を享受する業界としては、教育、医療、ファッションなどの領域が該当しそうです。これらの共通点は「個別性が高まるとサービスの質が確実に上がる」領域という点です。

教育が「みんなを教室で教える」ことから「個々人の能力に応じた教育を行う」に変化することを時代は要請していますし、医療についても「みんなをお医者さんが一様に診る」から「個々人に応じた診断を適宜行う」に変容を遂げつつあります。そして、この「個別性」を実現するために、実はiPadというデバイスは、最適。iPadを通じて個別性の高い教育を受けたり、個別性の高い医療サービスを受けることは、とても自然な未来として想像できます。

ビジネスの分野であれば、近年一般化の兆しを見せているコーチングの領域などに活用できそうですよね。あまり詳しくはありませんが、障害者にとっても、工夫次第で抜群に便利なデバイスだと思います。個人的に期待しているのは、仕事の進め方の進化ですね。アプリのジャンルも「仕事効率化」という枠組みではなく、「iPadWorkStyle」など。コンセプトが固まったら、私としてもアプリを開発してみたいところです。

まあ、そんなところで、iPadは、世の中のいろんなサービスを一気に進化させてくれるきっかけになるんじゃないかと、個人的には多いに期待しています。

というか、自室のベッドでくつろぎながら、早くiPadと戯れたい。ただそれだけといえば、それだけなんですけどね。

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