大富豪イーロン・マスクのお金の使いかた

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イーロン・マスクが「スペースX」と「テスラ」の経営以外に大金を使っている事とは?




もしあなたが、マスクが趣味に異常な出費をしていると期待しているのであれば、がっかりすることを覚悟するべきです。なぜなら、彼には趣味があまり無いからです。

彼は、読書やゲームを好み、そしてTwitterなどをして過ごしています。

マスクは、贅沢な休暇はあまり取らないようです。有名なのは、年に一度、子供たちとキャンプをすることで、それ以外ほとんど仕事を休むことはありません。


マスクの将来の大きな目標は、火星都市を建設することです。そして地球上の社会とは別に、火星を自立可能な人類の第二の故郷にしようとしているのです。

そのためにマスクは、スペースXの最初の数年間は、資金調達と存続のために非公開の私財を数百万ドルも費やしています。

彼はスペースXの2つの主要プロジェクト「スターシップ」と「スターリンク」に労力の多くを注いでいます。

マスクは、再利用可能なロケットで宇宙飛行に革命をもたらし、スペースXを世界で最も成功した民間宇宙企業にしました。しかし、人類が星を目指すのであれば、マスクのファルコンロケットでも十分ではありません。


スターシップは、巨大なだけでなく、真に再利用可能なロケットです。

1950年代のSFを思わせるこの巨大ロケットは、人類を月に運んだサターンVをさらに上回る大きさです。


一番上にあるのは宇宙船本体で、最大110トンを軌道に乗せることができます。


そして、下は打ち上げ用の超重量級ロケットです。


スペースXは他のロケットと異なり、システム全体が再利用可能です。実際に機体はジェットライナーのように地球に帰還して着陸することが可能です。

スターシップは非常に野心的なプロジェクトで、現在までにプロトタイプで高度30メートルまで飛んでからの着陸に成功しています。


マスクが個人的に数百万ドルの資金を投じた次の主要プロジェクトは、スターリンクです。

何百もの衛星で構成される星座ネットワークで、全世界にインターネットアクセスを提供することを目的としています。


現在、スターリンクは必要なハードウェアを予約するのに500ドル(約6万5千円)かかり、サービスが開始されると月額99ドル(約1万2千円)の課金となります。

この価格は、一般的なインターネット・プロバイダーより高いかもしれませんが、スターリンクは、わずか数年後に文字通り地球上のどこでもサービスを提供できるようになります。マスクは、地球上のあらゆる場所で低遅延の高速インターネット接続を提供すると宣言しています。


テスラはマスクにとってもう一つの稼ぎ頭ですが、長い間資金を費やす必要がありました。

初期の頃、マスクは私財を注ぎ込み、日々の生活のために友人からの融資に頼っていたことはよく知られています。

彼がどれだけの資金を注ぎ込んだかは不明ですが、莫大な初期投資をしたことによって多くの利益を上げたことは確かなはずです。


マスク氏は個人資産の多くを「The Boring Company」と「Neuralink」に振り向けています。

The Boring Companyは、交通渋滞の問題を解決し、超高速鉄道で都市を結ぶ地下インフラづくりを目指しています。


この計画は非常に難しいですが、もし実現したら生活は快適になるはずです。もし完成すれば、マスクにとって大きな見返りになります。

今はまだ個人所有で技術開発に取り組んでいる部分が多いですが、すでにラスベガスのコンベンションセンターループで採用されています。そこでは、徒歩25分かかるコンベンションセンターのキャンパスの端から端の移動時間を2分に短縮することに成功しています。


Neuralinkは、コンピュータと人間の脳を広帯域で接続することに注力していて、成功すれば世界に革命を起こす技術です。


マスクは1億ドル(約130億円)を同社に注ぎ込んでいます。主要な支援者の中には国防総省が含まれています。つまり、国がNeuralinkの開発している技術に興味を持っているということです。


もっと無欲な話をすると、マスクの莫大な支出は、慈善事業の分野にも及んでいます。

2018年、彼はすでに1億ドル(約130億円)弱をさまざまな慈善団体に寄付していましたが、世界一の富豪になると、更に慈善事業への大出費を開始しました。


2020年秋、彼はテキサス州の飢餓撲滅に取り組む慈善団体「フィーディング・テキサス」のCovid救済支援を求めるツイートに応え、10万ドル(約1,300万円)を寄付して世間を驚かせました。


その後、冬の嵐がテキサスを襲い、電力インフラが破壊されると、マスクは同団体に対して100万ドル(約1億3千万円)を追加で贈ったのです。

フィーディング・テキサス代表のセリア・コールによると、マスクは迅速な対応だったそうです。


マスクはまた、スペースXの設備の建設地にテキサス州ブラウンズビル市を選んだ際に、同市に3000万ドル(約40億円)を提供すると約束しています。


この約束は同市の市長にとって驚きでした。寄付はまだされていませんが、市長はマスク氏の要請に応じ、お金の使い道についてのチームを編成しました。

その3000万ドル(約40億円)の内、2000万ドル(約26億円)は教育費に、1000万ドル(約14億円)は街の活性化に充てられます。そして観光客や地元の人たちのビジネスが増えると期待されています。


マスクはまた、オンライン講座のプラットフォームであるカーンアカデミーに500万ドル(約6億円)、さらにコロナウイルスを研究しているボストンの研究者2人に500万ドル(約6億円)を寄付しています。


さらに、発展途上国にインターネットアクセスを提供するための基金にも、非公開の金額を寄付しています。

またマスクは、Xプライズ財団と呼ばれる大気中や海中などから二酸化炭素を回収する技術をテーマにしたコンペティションに賞金として1億ドル(約130億円)を出資しています。

このコンペティションは4年間続く予定で、賞金は最も優れていて実現可能な技術の発明者に事業を開始するための資金として与えられます。


批評家たちは、マスクが行ったこれまでの寄付は自分の財産の1%にも満たないと指摘しています。しかし世間は、マスクが人生の後半になるまで今以上の慈善活動に期待するべきではありません。

なぜなら、彼のビジネスは比較的新しく、巨額の慈善寄付をするために「スペースX」や「テスラ」の株を売り払えば、両社は倒産し、多くの人が職を失うことになるからです。

そして彼は、死ぬまでに自分の財産の大半を寄付するという国際的な合意「ギビング・プレッジ」にも署名しています。


また、彼の直近でいえば、間違いなくTwitterの買収でしょう。彼は「言論の自由のため」Twitterを買収する意向を示し、その額は約440億ドル(約5.6兆円)にも昇るとされています。

決して彼は普段から豪華な暮らしををしているわけではありません。イーロン・マスクのお金の使いかたに共通しているのは、大きな投資を惜しまないことや、好きなものへ糸目をかけずにお金を使う点です。

また、彼の直近でいえば、間違いなくTwitterの買収でしょう。彼は「言論の自由のため」Twitterを買収する意向を示し、その額は約440億ドル(約5.6兆円)にも昇るとされています。

多忙極まりない日常生活の中でもツイートを欠かせないマスク氏。彼にとってTwitterは間違いなく「大好きなモノ」であり、「大きな可能性」を感じるものなのでしょう。



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