毎日コーラ8杯を〝水代わり〟に飲み続けると、人体にどう影響するのか?

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ハンバーガーやピザ、ポテチのお供として最高のコーラ。しかし、美味しいからといって、水の代わりに毎日飲んでいたらどうなるのでしょうか?これについて、海外YouTubeチャンネル「Brainiac」が解説しています。



*Category:サイエンス Science *Source:Brainiac,American Heart Association


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炭酸飲料が人体に与える影響とは


コーラに一番多く含まれる成分は炭酸水です。そしてその次に多く含まれる成分は砂糖です。しかし、実際にコーラに使われているのは砂糖ではなく、コーンシロップです。つまり、コーラを分解してみれば、そのほとんどはこのシロップと炭酸水なのです。


もしあなたが1日8杯の水の代わりにコーラを飲むと、それだけで1年間に約54kgもの脂肪を摂取することになります。さらに私たちの体は高果糖コーンシロップを消化するのに苦労するため、脂肪の多くは肝臓などの臓器に蓄積され、健康上の問題につながる可能性があるのです。

アメリカ心臓協会では、砂糖は1日に小さじ9杯までと推奨しています。しかし炭酸飲料350ml缶で小さじ8杯分の糖分を含みます。他にも食事をとると考えると、コーラを毎日一本飲むだけでも、一日に推奨される糖分の摂取量を超えるのです。

米国心臓協会では、ほとんどの女性で1日100カロリー(砂糖小さじ6杯または25グラム)以下、ほとんどの男性で1日150カロリー(砂糖小さじ9杯または38グラム)以下に砂糖添加物を制限することを推奨しています。砂糖入りの飲料は、アメリカ人の食生活における最大の糖分添加源です。一般的な12オンス缶のソーダは130カロリー、砂糖は小さじ8杯(34グラム)です。


体重が増えるのはともかくとして、砂糖は様々な健康被害を及ぼすことがわかっています。

これだけの量のコーラ飲み続けると、糖尿病予備軍になる可能性が高くなり、現在治療法のない2型糖尿病になることはほぼ確実でしょう。そうなれば一生、砂糖の摂取量を厳しく管理しなければならなくなります。

さらに砂糖は脳に悪影響を及ぼすと言われています。極端な気分の落ち込み、記憶力の低下、ADHDなど、炭酸飲料の摂取との関連性が指摘されています。


またカフェインやコーラやペプシなどの飲料は、トイレに行く回数を増やすので、水分の保持ができずひどい脱水状態になります。めまいや頭痛、肌の乾燥など、あらゆる症状が気になるでしょう。他にも、コーラを多く飲む人は、飲まない人よりも吹き出物やニキビができるリスクが高いということもわかっています。


しかし幸いなことに、人間の身体は驚くほど回復力があります。コーラをよく飲む人がそれを水に切り替えれば、体内の化学物質の不均衡は1週間ほどで正常なレベルに戻るとのこと。コーラはたまに飲む程度であれば有害ではないものの、飲みすぎには注意が必要だと言えるでしょう。

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