
セルフ式の讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」は6月30日、7月2日の「うどんの日」に香川県産小麦粉「さぬきの夢2023」の新麦を配合したうどんを「はなまるうどん」25店舗で数量限定販売すると発表しました。
この取り組みは、日本うどん協会中四国支部が主催する「さぬきの夢 新麦収穫祭2025」への参加として実施されるものです。7月2日当日は、対象店舗のすべてのうどんメニューで、今年収穫したばかりの新麦を配合した特別な麺が提供されます。価格は通常のメニュー価格と同じで、各店舗で麺がなくなり次第終了となります。
香川県の伝統行事「うどんの日」に込められた意味
7月2日の「うどんの日」は、香川県で古くから続く風習に由来するとされます。同社によると、麦の収穫を終えた農家が新麦で打ったうどんを振る舞い、労をねぎらったという温かい伝統があるとのことです。
「さぬきの夢 新麦収穫祭2025」は、香川県内外のうどん店主たちが今年の収穫を祝い、その年に獲れた「さぬきの夢2023」の新麦を使ったうどんを7月2日限定で提供するイベントです。木下製粉株式会社、吉原食糧株式会社、有志うどん店が協力しています。
販売店舗は香川・高知・東京・千葉の25店舗
対象店舗は香川県13店舗、高知県2店舗、東京都9店舗、千葉県1店舗の計25店舗です。香川県では木太店、田町店、高松中央インター店など、東京都では高田馬場店、新宿東口モア街店、渋谷駅西口店などで実施されます。
「さぬきの夢」は讃岐うどんのために開発された香川県のオリジナル小麦品種の総称です。同社によると、コシのあるモチモチとした食感と表面のツルツル感、懐かしい小麦の香りが魅力とのことです。
創業25年で始動した地域貢献プロジェクト
はなまるうどんは創業25年を迎え、香川県に本社を移転しました。2025年1月には「おいでまい! さぬきプロジェクト」を始動し、地域貢献と讃岐うどんの伝統を守りながら革新を起こすことを目指しています。
プロジェクト名の「おいでまい」は讃岐弁で「いらっしゃい」という意味を持つとされ、全国の人々に讃岐うどんへの関心を持ってもらいたいという想いが込められています。
- 日本うどん協会 中四国支部:https://japanudon.com/