
京都府亀岡市は8月29日、YouTubeチャンネル登録者数112万人超を誇る人気YouTuber「ロシアン佐藤」さんとコラボレーションした動画を公開したと発表しました。
これは亀岡市が進めるシティプロモーションの一環で、令和3年10月のデジタルファースト宣言に基づき、デジタル技術を最大限に活用した全国市区町村で日本初導入のデジタル広告手法を動画公開に合わせて実施するとのことです。
【1日密着】朝昼晩一日中、幻の亀岡牛と京野菜の発酵おばんざいでごちそう三昧の大食い女。【モッパン】【MUKBANG】
今回の動画は「【1日密着】朝昼晩一日中、幻の亀岡牛と京野菜の発酵おばんざいでごちそう三昧の大食い女【モッパン】」と題し、ロシアン佐藤さんのYouTubeチャンネルで公開されています。
動画内では、亀岡の肥沃な大地と「丹波霧」が育んだ旬の京野菜を使った「発酵おばんざい」のレシピや、希少な銘柄牛として知られる亀岡牛を贅沢に使ったすき焼きなどが紹介されています。
『すべての人に幸腹な食卓を』というロシアン佐藤さんの食への情熱と、亀岡市の「良質で美味しい食材を届けたい」という情熱が一致して実現した今回の企画となっています。おばんざいは日本の伝統的な食文化である「発酵」をテーマに考案され、ご家庭でもトライできるように動画概要欄でレシピが紹介されています。
動画で紹介される絶品レシピ
動画では、亀岡産の京野菜やこだわり抜いた発酵調味料を使った特別なレシピが多数紹介されています。
まる曽玉ねぎのバタポンステーキ

亀岡市の曽我部地域で復活した「まる曽玉ねぎ」を使用し、バターとポン酢で炒める料理です。甘味の強い「まる曽玉ねぎ」との相性が抜群で、玉ねぎは血液をサラサラにする効果もあるため、夏に食べたい一品とのことです。詳しい作り方は動画内10:46で紹介されています。
2色田楽

賀茂なす、まる曽たまねぎ、万願寺とうがらしに、白味噌と黒豆味噌を甘酒などでブレンドした調味料を添えていただく料理です。詳しい作り方は動画内11:33、食し方は20:00で紹介されています。
エビと万願寺とうがらしの黒豆味噌炒め 梅風味

エビと万願寺とうがらしを炒め、こい甘酒、梅ぼし、黒豆味噌、鰹節を合わせた調味料で味付けをする料理です。詳しい作り方は動画内12:27で紹介されています。
ツナとコーンの白味噌和え

あらかじめ電子レンジで加熱したとうもろこしに、玉ねぎ、ツナ缶、タムタム酵房 こい甘酒、天然醸造味噌「雪」、リンゴ酢を混ぜ合わせる料理です。詳しい作り方は動画内13:22で紹介されています。
賀茂なすとズッキーニの肉味噌炒め
ズッキーニとナスを炒め、先に作っておいた肉味噌を戻して絡め、好みで山椒をふる料理です。詳しい作り方は動画内14:36で紹介されています。

万願寺とうがらしの肉まき

豚バラを巻いた万願寺とうがらしに焼きめがついたら、黒豆ぽん酢とみりんを加え、とろみが付くまで絡める料理です。詳しい作り方は動画内14:53で紹介されています。
これらのレシピはお近くのスーパーで入手した食材でも再現可能ですが、ロシアン佐藤さんが事前に亀岡産の食材を用いて作成したものです。
全国初導入のデジタル広告手法を実施
亀岡市は、動画を公開して終わりではなく、「届ける」「測る」の部分に対しても施策を綿密に計画しています。情報があふれる現代において、デジタルマーケティングの最適な予算配分は、「作る(コンテンツ開発)」:「届ける(プロモーション)」:「測る(効果検証)」を「3:6:1」とする”サーロインの法則”が重要だとしています。

「届ける」施策として、制作した動画をロシアン佐藤さんのチャンネル登録者に対してだけお届けするのではなく、動画広告(YouTube広告のパートナーシップ広告)を通じた魅力発信に取り組みます。この動画広告手法は、クリエイター(YouTuber)とのコラボレーションを前提とし、配信計画を綿密に立てる必要があり、亀岡市は全国1741の市区町村に先駆けて今回の取り組みを進めています。
「測る」施策として、動画視聴者に対して、動画内に登場した亀岡産品の魅力をどの程度感じたのか、ブランドリフト調査やサーチリフト調査により測定するとのことです。
また、あえて発信手法を公開するのは、全国の自治体がもつ同様の地域課題の解決に向けて、手法の横展開を目指すものとしています。