オカルトサスペンスADV『イタチの家渡り』発表! ゼロ年代の東京サブカルチャーを巡る怪異譚が2027年リリース

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オカルトサスペンスADV『イタチの家渡り』のメインビジュアル

 株式会社room6は9月22日、オカルトサスペンス・アドベンチャーゲーム『イタチの家渡り Wandering Through 2000s Tokyo Culture』を発表しました。2027年にSteamでリリース予定で、東京ゲームショウ2025にて初のプレイアブル展示も実施されます。

目次

2000年代の訳アリ物件から始まる怪異譚

主人公イタチが訳アリ物件で田貫について考えるゲーム画面

 『イタチの家渡り』は、2000年代の東京を舞台に、心理的瑕疵物件に住むアルバイトを始めた大学生イタチの物語です。履歴書不要で衣食住つき、一週間の生活確認作業で手渡し10万円という条件の裏には、故人の遺した怪異「産土(うぶすな)」を故郷へ還すという秘密の目的が隠されています。

 物語では、不動産屋の社員田貫と同居しながら、死した若き上京者たちの無念と遺された関係者を訪ねて東京サブカルチャーを巡る冒険が展開されます。

2つの視点で進む調査システム

メイド姿のキャラクターと話すイタチのゲーム画面

 ゲームの調査パートでは、イタチと田貫の2人の視点を切り替えながら物語が進行します。イタチは怪異が見えない代わりにコミュニケーション能力が抜群で、初対面のバンギャやメイドからも情報を集められます。

怪異「百目鬼」を視る田貫のゲーム画面

 一方、田貫は人見知りながら怪異を直接”視る”ことが可能で、産土の攻撃を無効化できます。見えるものの違う2つの視点が交叉することで、隠された真実が明らかになる仕組みとなっています。

ゼロ年代サブカルチャーの舞台

 プレイヤーは訳アリ物件に引きこもらず、街に繰り出して東京のサブカルスポットを巡ります。登場するのは、ヴィジュアル系バンドが集う地下のライブハウス、萌え文化の最前線であるメイド喫茶、ロリータが集まる原宿の神宮橋など、2000年代のサブカルチャーの歴史をたどる舞台です。

産土結びによる除霊システム

 除霊パートでは「産土結び」と呼ばれる儀式を通じて怪異の正体を突き止めます。調査パートで集めた情報やアイテムを使い、産土の「名前」「出身地」「死因」を暴き、産土をあるべき故郷へと還すことが目的です。

 ただし除霊中はイタチが常に危険な目に遭うため、間違いは禁物となっています。

収録エピソード

 ゲームには以下の4つのエピソードが収録されます。

  • 突然のベーシストの死――バンギャたちの情愛をめぐる「百目鬼ベーシスト」
  • 誰がメイドを殺したか?――萌え文化とメイドの秘密を明かす「おしらさまメイド」
  • 過労死したOLの正体――原宿ロリータと働く意味を問う「きのこロリータ」
  • 故郷との因縁に決着をつけろ――すべての謎が解ける「ななしゴシック」

東京ゲームショウ2025でプレイアブル展示

 9月25日から28日まで幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2025」のインディーゲームコーナー内room6ブース(ホール10 C11)にて、『イタチの家渡り』のプレイアブル版の試遊展示が実施されます。

『イタチの家渡り』東京ゲームショウ2025配布ステッカー

 ウィッシュリスト登録者には『イタチの家渡り』オリジナルステッカーが数量限定で配布されるほか、『イタチの家渡り』と『ドーナツの穴』の世界観をイメージしたフォトスポットも登場予定です。

トレイラー公開

ゲーム概要

 『イタチの家渡り』は2027年にSteamで発売予定で、対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)となっています。プレイ人数は1人で、開発・パブリッシャーはroom6が担当します。

©room6

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