
株式会社CyberOwlが運営する「マネ会 by Ameba」は10月31日、全国の男女300名を対象にしたキャッシュレス決済利用についてのインターネット調査結果を発表しました。
調査結果の概要
調査から、クレジットカードが依然としてキャッシュレス決済の中心である一方、QRコード決済と電子マネーも半数以上が利用しており、急速に存在感を高めていることが明らかになりました。
とくにQRコードはスマートフォンを介した利便性の高さから日常に浸透し、電子マネーは交通や流通など特定のシーンで強みを持つなど、それぞれの特徴が利用拡大を支えています。一方でデビットカードは利用率が低く、現時点ではサブ的な位置付けにとどまっています。
普段利用しているキャッシュレス決済手段(複数回答)

最も利用されているのはクレジットカードで全体の7割を超えました。次いでQRコード決済と電子マネーはいずれも5割を超え、生活の中に幅広く浸透していることが分かりました。一方、デビットカードの利用は2割未満にとどまり、依然として少数派です。
具体的な利用状況は以下の通りです。
- クレジットカード:214人(71%)
- QRコード決済:156人(52%)
- 電子マネー(交通系・流通系など):156人(52%)
- デビットカード:46人(15%)
- あてはまるものはない:35人(12%)
- その他:3人(1%)
- クレジットカード:141人(47%)
- QRコード決済:69人(23%)
- 電子マネー:42人(14%)
- デビットカード:9人(3%)
- その他:2人(3%)
- あてはまるものはない:37人(12%)
- 調査方法:インターネット調査(調査ツール「Freeasy」を利用)
- 調査対象:全国の300名
- 調査期間:2025年9月9日
- 調査主体:株式会社CyberOwl
- マネ会 by Ameba:https://manekai.amebaownd.com/
キャッシュレスは単一手段ではなく、複数を組み合わせて使い分けるスタイルが主流になっていることがうかがえます。
普段最も利用しているキャッシュレス決済手段(単一回答)

「普段最も利用している手段」ではクレジットカードが47%で圧倒的首位となり、生活の中心的な決済方法であることが裏付けられました。QRコード決済は23%で2位、電子マネーは14%で続き、利用が定着しつつあることが分かります。
各決済手段の利用状況は以下の通りです。
デビットカードは3%と少数派で、メイン決済としての浸透は限定的です。全体として、キャッシュレス決済はクレジットカードを基盤にしつつ、QRコードや電子マネーをシーンに応じて組み合わせて使うのが一般的なスタイルになっていることが示されました。
調査から見える消費者の決済行動の変化
今回の調査から、キャッシュレス決済の主役は依然としてクレジットカードであることが明確になりました。しかし、QRコード決済や電子マネーも5割を超える利用率を記録しており、今や日常生活に欠かせない存在へと成長しているとのことです。
一方、デビットカードは利用率が低く、主要な手段としてはまだ定着していない状況です。全体を通じて、消費者は「一つの決済に依存する」のではなく、複数の決済方法を場面ごとに使い分けるスタイルを取っていることが浮き彫りになりました。
キャッシュレス決済は単なる支払い方法にとどまらず、生活シーンごとに選び分けられる柔軟なインフラへと進化しているといえるとのことです。
