
株式会社ファミリーマートと農林中央金庫は11月27日、地域における食支援と食品ロスの削減を目的とした「ファミマフードドライブ」の取り組みで協業を開始しました。
協業の背景
ファミリーマートとJAグループは、これまで農林中央金庫を通じて食育やこども支援、シニア世代の健康応援などSDGsの領域における取り組みについて、積極的に協業を図ってきました。
今回、2024年11月と12月に島根県農業協同組合(JAしまね)の支店5か所で、2025年3月にJA東京中央の芦花支店でファミマフードドライブの寄付受付ボックスを設置するトライアルが実施されました。
トライアルの成果
このトライアルの結果、JAを利用するシニア層を中心にご家庭にある食べきれない菓子や乾麺などの食品がJAしまねで約25kg、JA東京中央で約5kg集まりました。
集まった食品は社会福祉協議会を通じて食支援が必要な方々に届けられ、「普段食べているものとは違う物が入っていてよかった」「レトルト食品から調味料まで様々な物をいただきありがたい」といった反響が寄せられたとのことです。
この好評を受けて、実施地域を全国に拡大することが決定されました。
全国展開の狙い
両者が連携し、身近なJAの金融店舗でも食材の寄付を可能とすることで、より多くの地域の皆様にファミマフードドライブの取り組みを認知してもらい、地域の食支援をより強固にすることが企図されています。
実施の流れ
本取り組みに賛同したJAの各支店にファミマフードドライブの寄付受付ボックスが設置されます。
ご家庭にある食べきれない食品を各支店にお寄せいただくと、集まった食品はJAで取りまとめられ、近隣のファミマフードドライブを実施するファミリーマート店舗に持ち込まれます。
その後、地域の協力パートナー(社会福祉協議会等)を通じて、食支援が必要な方々にお届けされる仕組みとなっています。
実施概要
実施JA
JA東京中央(今後希望する全国のJAに拡大予定)
実施開始日
11月27日(木)
設置場所


JA東京中央芦花支店
寄贈品
JA東京中央の支店に設置された寄付受付ボックスにお寄せいただいたご家庭にある食べきれない食品
寄贈対象
社会福祉協議会等を通じて食支援が必要な方にお届けされます。
各担当者のコメント
農林中央金庫は、「JAグループとファミリーマートは、活躍領域は異なるものの、いずれも地域を支える組織であり、両者が連携をすることで相乗効果を生み、より一層地域の活性化やサステナブルな取り組みが進展するものと考えております。農林中央金庫は、全国の希望するJAの取り組み導入を支援し、ファミリーマートとの連携によるJAと地域の皆さまとの『つながり強化』をめざします」とコメントしています。
ファミリーマートは、「取り組みに賛同いただいたJAに地域の食支援の取り組みである『ファミマフードドライブ』の寄付受付ボックスを設置していただくことで、さらなる寄贈の機会を提供できれば幸いです。また、ファミマフードドライブをJAの支店に設置いただくことで、普段ファミリーマートに来店される機会の少ない方に向けても活動の認知拡大に繋げることができればと考えております」とコメントしています。
関連リンク
- ファミマフードドライブの取り組み概要:https://www.family.co.jp/company/news_releases/2025/20250423_010.html
- JAグループでの試行取り組み概要(JAしまね):https://www.family.co.jp/sustainability/topics/2025/s20250129.html
