
株式会社山田平安堂は12月18日、伝統技法「蒔絵」でポケモンを描いた漆器『ポケモン 干支小椀』の新絵柄として「ウリムー」を発表しました。
新絵柄ウリムーが登場

『ポケモン 干支小椀』は、1919年創業の漆器専門店・山田平安堂とポケモンのコラボレーション商品です。数十年の経験を積んだ職人が、伝統技法「蒔絵」でポケモンを一点ずつ手で描いています。
2025年1月に「ピカチュウ」「アーボ」「カイリュー」を、同年8月に「アチャモ」を発売してきました。今回の第3弾では、新絵柄として「ウリムー」がくわわります。

この先、美味しいものや楽しいことにたくさん出会えますようにという想いから、キノコやきのみのほかに温泉を見つけるウリムーが描かれたとのことです。

天然素材で安心設計
同商品は天然木に漆塗りを施した器で、熱々の味噌汁をよそっても器本体は熱くなりにくい特性があります。お子様にも安心して使用できる設計です。
また、高台が低く、こぼれにくい形状となっており、ベビー食器としても選ばれているとのことです。木製品の断熱性により、熱い食べ物を入れても触れても安心です。

全工程が手作業

天然木から漆塗りのお椀が完成するまで、すべての工程が手作業で行われています。木地を器の形に加工する「木地挽き」、温度や湿度管理を厳格に行いながら漆を丁寧に塗り、研ぎ、乾燥を繰り返す「塗り」、漆絵の上に金粉を蒔いて輝きを生み出す「蒔絵」といった伝統技法が用いられています。



紹介動画
ポケモン 干支小椀の商品情報

『ポケモン 干支小椀』は税込17,600円で販売されます。
現在ラインナップされている絵柄は以下の5種類です。
- ピカチュウ
- アチャモ
- アーボ
- カイリュー
- ウリムー
カラーは黒と朱から選択でき、サイズは直径10cm × 高さ6.3cmです。天然木・漆塗り仕様で、口あたりの優しい天然木・漆塗りのスプーンが付属します。
伝統技法「蒔絵」での名入れオプションも承っており、6文字までの名前を入れることが可能とのことです。

今後の展開

12月18日の第3弾発売日は新絵柄ウリムーのみの販売となります。他の絵柄をご希望の方は「お知らせメール」に申し込むことで、受付が再開されたときにメール通知を受け取ることができます。
2026年にはポニータが発売予定となっており、絵柄は開発中とのことです。
ポケモン 汁椀も販売中

2025年8月に発売した『ポケモン 汁椀』もただいま販売中です。『ポケモン 干支小椀』がベビー食器や小鉢としてのサイズなのに対し、汁椀は一般的な味噌汁椀として使用できる形状です。
現在はピカチュウのみの販売となっているとのことです。

- ポケモン 干支小椀:https://www.yamada-heiando.jp/c/pokemon/etokowan
- ポケモン 汁椀:https://www.yamada-heiando.jp/c/pokemon/etoshiruwan
©The Pokémon Company/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
漆器専門店として、100年以上。山田平安堂の歴史

「京漆器の魅力を東京で紹介したい」
そのような想いから1919年、山田孝之助が東京・日本橋に『山田漆器店』を創業しました。
その後、3代目である山田達男が「漆器をもっと若い方にも見ていただきたい」との思いで、代官山へ移転。現在に至ります。


「漆器を身近に、もっと楽しく」
先人達の伝統を大切にしつつ現代のライフスタイルに合うような漆器の提案を心がけ、当社でご紹介している製品の9割以上を自社でデザイン・企画しております。
漆器専門店として、宮内庁が宮内省と呼ばれていた時代から漆器をお納めしており、皇室の方の儀式のための盃や各国の日本大使館で使う漆器は全て当社が承るなど、各省・各国でご愛用いただいてまいりました。
また、伊勢神宮や成田山新勝寺、古峰神社、神田神社、満願寺など、数多くの歴史ある寺社の漆器製作にも携わり、その他にも記念品や大切な方への贈り物など、法人をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
この先、美味しいものや楽しいことにたくさん出会えますように。

誕生から25年以上となる今も最新作が発表され、世代を超えて愛されている「ポケモン」。
ゲームやアニメーションの垣根を超えて親子問わず暮らしの中で身近な存在となっているポケモンと、1919年創業・山田平安堂の時代を超えた伝統技法により塗り上がった「ポケモン 干支小椀」と、「ポケモン 汁椀」。
お子様のはじめての離乳食や、新しい食べ物に挑戦するひとときを、ポケモンの世界を冒険する中での、新しい仲間との出会いや、パートナーが育ち進化したときの喜びに重ね合わせるように。
日々の嬉しい成長を一緒に見守り喜ぶ、そのような器となりましたら嬉しく思います。
