完全オフライン対応! TIGEREYEが機密性重視のAIアプリ『SecureEdge LLM & Voice Assist』ベータ版を公開

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SecureEdge LLM & Voice Assistアプリのメインビジュアルと特徴

 株式会社TIGEREYEは2月17日、ローカルLLM(Qwen)とローカルSTTを搭載した完全オフライン対応のiPhoneアプリ『SecureEdge LLM & Voice Assist』ベータ版の無償提供を開始しました。

目次

アプリの主な特徴

 このアプリは、音声記録・文字起こし・要約をすべてiPhone内で完結させるため、外部サーバーへの通信を一切行わない設計となっています。会議や商談、インタビューなど、ビジネスシーンでの利用を想定しており、機密性の高い会話内容も端末外に出すことなく安心して使用できるということです。

 とくに注目すべき点は、テレメトリ(利用状況の収集)機能を一切搭載していないことです。多くのアプリではユーザーの使用状況データを外部サーバーに送信していますが、『SecureEdge LLM & Voice Assist』ではアプリの起動から終了まで、いかなる外部通信も発生しません。

完全オフライン動作がもたらすメリット

 完全ローカル動作により、以下のメリットが実現されています。インターネット接続がない環境でもすべての機能が動作し、録音データ、文字起こしデータ、要約結果がすべて端末内に留まるため、プライバシーが完全に保護されます。

 セキュリティポリシーが厳しい企業や医療機関での導入も可能となり、モバイルデータ通信を一切使用しないため通信費の心配もありません。

搭載されているLLM「Qwen」について

 このアプリに搭載されているQwenは、Alibaba Cloud(アリババクラウド)が開発・公開しているオープンソースの大規模言語モデルです。多言語対応に優れ、日本語の処理精度も高いことが特徴となっています。このQwenをiPhone端末内で動作させることで、クラウドに接続することなく高精度な文章要約を実現しています。

SecureEdge LLM & Voice Assistの録音、文字起こし、要約などの主要機能一覧

想定される利用シーン

ビジネス全般

 会議や打ち合わせでは議事録作成の自動化や重要ポイントの要約に活用できます。商談や営業では顧客との会話内容を記録し、報告書作成を効率化することが可能です。

 インタビューや取材では発言内容の正確な記録と文字起こしが実現でき、研修やセミナーでは講義内容の記録と要点整理に役立てられます。機密性の高い会議では外部通信なしで安心して記録できるということです。

医療・介護現場

 訪問診療では移動中や患者宅でも、通信環境を気にせず記録が可能です。カルテ作成支援では診療後の記録作業時間を大幅短縮でき、インフォームド・コンセント内容の正確な保存も実現できます。

 チーム連携では要約テキストを共有し、申し送りを効率化することができるということです。

ネットワーク制限環境

 機密情報取扱部門では外部通信が禁止された環境でもAI機能を活用でき、通信インフラのない場所での業務記録も可能です。海外出張ではローミング費用を気にせず、どこでも利用できるとのことです。

アプリの提供概要

 対応端末はiOS 17以降のiPhoneで、ベータ版として無償で提供されます。提供開始は2月17日からです。

今後の展望

 TIGEREYEは、ユーザーからのフィードバックを通じて機能改善を継続していくということです。将来的には、外部システム連携、多言語対応、業種別テンプレートなど、幅広いビジネスシーンに対応した機能拡張を予定しています。

 同社は「機密情報を外に出さない」という企業の大前提を守りながら、AI技術による業務効率化を実現する新しいアプローチとして本アプリを位置づけており、テレメトリを含む一切の外部通信を排除することで、真のプライバシーファーストを実現したとしています。

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