
株式会社近代科学社は3月19日、近代科学社DigitalレーベルよりPython入門書『ステップアップ Pythonプログラミングの教室』(著者:池田 瑞穂)を発売しました。
書籍の概要

本書は、プログラミングを通じて問題の本質を捉え、解決策を具体化する能力を養うためのPython入門書です。生成AIやローコードツールの普及によりシステム開発が身近になる中、論理的思考の重要性を説きつつ、「人間が主役であり、結果への責任を持つ」という姿勢を重視した内容になっています。
全13章で構成されており、前半の第1章から第6章では変数やループ、関数といった基礎を固めます。後半の第7章以降では、乱数を用いたゲーム制作、データ分析、Webアプリ開発、さらには機械学習や画像認識までを網羅したステップアップ方式となっており、段階的に高度なスキルを習得できる構成です。
図解や「Key Point」などの補足も充実しており、初心者でも取り組みやすい内容になっています。
書誌情報
判型はB5判・並製で、印刷版はモノクロ、電子版は一部カラーとなっており、本文は190頁です。印刷版・電子版ともに基準価格は2,550円(税抜)です。ISBNはカバー付き単行本版が978-4-7649-0767-6 C3004、POD版が978-4-7649-6123-4 C3004となっています。
全13章の目次構成
第1章 プログラミングをはじめよう!
プログラミングの基本概念やPythonの概要、プログラミング環境の構築方法、Jupyter Notebookの使い方を学びます。
第2章 プログラミングに慣れよう!
変数の概念や利用方法、print関数を使った数値の表示など、Pythonの基本操作を習得します。
第3章 簡単なプログラムを作成しよう
キーボードからのデータ入力、データ型の基本、計算プログラムの作成、関数やモジュールの利用を扱います。
第4章 簡単なロジックに挑戦!
ロジック入門からプログラムの作り方、テスト、例外エラー、リストとif文の組み合わせまでを学びます。
第5章 ロジックの整理―関数―
関数を使ったロジックの整理やプログラムのブラッシュアップ、他のファイルでの関数利用方法を解説します。
第6章 ロジックのかなめ―ループ文―
繰り返し処理(ループ文)を中心に、ループ制御文、リストとの組み合わせ、タートルグラフィックスを使った見える化、while文やネストしたfor文まで幅広く扱います。
第7章 乱数と数値計算
NumPy(ナンパイ)ライブラリの概要と乱数の扱い方、randomモジュールの活用方法を学びます。
第8章 ゲームで学んでみる
Pythonを使ったゲーム制作を通じて学習を進める章です。ウィンドウシステムの構築、マウスやキーボード操作のイベント処理、プチゲームの作成、ゲームストーリーの設計までを扱います。
第9章 グラフで見える化
ファイルアクセスとデータフレーム、グラフ作成、NumPyの各種活用、積分ライブラリを用いた数値計算を解説します。
第10章 インタラクティブ・Webアプリ
StreamlitのUIコンポーネント入門から、簡単なWebアプリの制作までを扱います。
第11章 データサイエンスとWeb
データサイエンスの作業の流れ、pandasデータフレームの活用、分析結果のWebページへの表示、地理空間データの可視化・距離計算までを学びます。
第12章 ちょこっと機械学習
Pythonプログラミングと機械学習の関係を踏まえ、回帰モデルによる予測と分類モデルを解説します。
第13章 ホップ・ステップ・音と画像
音声録音・再生・文字起こし、画像撮影と物体検出といった、より実践的なテーマを扱います。
付録(Appendix)
VS CodeおよびPython実行環境のセットアップ、データ分析用演習データ、プログラミングでよく使う記号と読み方の一覧が収録されています。
著者について
著者の池田 瑞穂さんは、2002年に奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程を修了し、博士(工学)を取得しています。
大手企業でのSI(システムインテグレーション)事業やパッケージ開発事業においてプロジェクトマネージャとして従事した経験を持ち、社会人向け情報技術教育事業にも携わってきた経歴があります。
現在は関西学院大学共通教育センター、理学部、生命環境学部および甲南大学の非常勤講師を務めるほか、関西学院大学工学部研究員として活動しています。京都大学大学院農学研究科や神戸大学数理・データサイエンスセンターでも教員・研究員として情報技術教育や研究に従事してきた経歴があります。主な研究分野はデータマイニング、データ分析、学習者の特徴分析、教材コンテンツの評価などの教育工学およびデータサイエンスです。

