「Appleさん、セコいよ」海外メディアがツッコミを入れた性能グラフの問題点とは?



» Appleが最上位マシン「Mac Studio」発表で放った驚愕の一言




Appleは先日、新製品「Mac Studio」とともに、史上もっとも強力なAppleシリコン「M1 Ultra」を発表しました。

この「M1 Ultra」について、グラフィック性能のベンチマークテストをテック系メディア「The Verge」が実施しています。

*Category:テクノロジー Technology, Apple, Mac Studio|*Source:The Verge ,MacRumors

Appleの新チップ「M1 Ultra」のグラフィック性能はNVIDIA「RTX 3090」を本当に上回るのか?


Appleは、M1 Ultraは「2つのM1 Max」を組み合わせた「PC向けの世界最強チップ」だとアピールしています。実際、Appleが公開した比較のグラフでは、電力対性能及び最大性能の両方で、NVIDIAの「RTX 3090」のグラフィック性能を凌ぐことが示されていました。

しかし「The Verge」はこのグラフについて「言葉は悪いが、切り抜かれたものだ」と指摘。同メディアのベンチマークテストは、電力的な制限がなければ、「RTX 3090」のほうが優れた性能を発揮することを示しています。

ベンチマークソフト「Geekbench 5」での比較では、「RTX 3090」は「M1 Ultra」の約2倍の性能を示しました。


また、Appleシリコン搭載Macでも動作するゲームソフト「Shadow of the Tomb Raider」では、「RTX 3090」はフルHD環境で142fps、1440p環境で114fpsを記録したのに対し、M1 Ultra搭載「Mac Stuido」は108fpsと96fpsにとどまり、フルHD環境ではMac Proにも劣る結果に。

「The Verge」はこれについて「最近のAppleの発表では、グラフはY軸に“相対性能”と表示され、Appleは“相対性能”を計算するために具体的にどのようなテストを行ったのかを示していない」と指摘しています。

「RTX 3090 vs M1 Ultra」の実際の性能差としてThe Vergeが示したグラフ

これは、時速80マイルで走る電気自動車の燃料消費量がランボルギーニよりも劇的に少ないから、エンジンが優れていると主張するようなもので、「ランボが2倍の速度で走れる」という事実に触れていません。

Appleがやや誇張したグラフを提示することは少なくありませんが、ここまで極端なグラフは珍しいものです。テック系メディア「MacRumors」は、Appleがこのようなグラフを示した理由は不明だとした上で、ユーザーに多少の誤解を招く可能性があると注意しています。

とはいえ、「M1 Ultra」が優れているという事実には違いはないありません。「The Verge」は、RTX 3090がそれ単体で「Mac Studio」に近いサイズで、コストがほぼ3分の1にまで達することを示唆し、地球上で最も強力な専用GPUに勝つ必要はないと述べています。

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