コカ・コーラより美味いペプシが「勝てない」決定的な理由

[PR] 本ページで紹介しているECサイトやメーカーなどから購入実績などに基づいて手数料を受領する場合があります。

ペプシも新しいコーラも「コカ・コーラ」に勝てなかった理由


この結果からわかることの1つが、味覚テストは、人々が日常的に飲みたいと思うものを測るには、あまり良い尺度ではないということです。

ペプシも新しいコーラも味覚テストの成績が良かった理由は、どちらもクラシックコーラより甘かったからです。そして、それぞれのコーラを数口しか試飲しない場合、ほとんどの人は当然、より甘いコーラを選ぶことになります。


しかし、1缶、あるいは複数缶のコーラを飲むとなると、より甘いコーラの方が早く味覚疲労を起こすと考えられます。その結果、味覚テストでは甘いものを好むかもしれませんが、長期的にはクラシックコーラを好む傾向があるのです。


ただ、この推論の唯一の問題点は、人々がコカ・コーラとペプシを見分けられると仮定していることです。これは冒頭で上げた通り、研究で否定されています。

もちろん、味覚テストの参加者のようにペプシとコカ・コーラを並べて飲んでいれば、両者の味が全く同じでないことはわかるでしょう。しかし、ランダムにどちらかを与えられたとしたら、何を与えられたかを正しく推測することはできないはずです。


さらに、コカ・コーラの瓶に入ったペプシと、ペプシの瓶に入ったコカ・コーラを飲ませたところ、参加者はその違いに気づかなかったという研究者もいます。つまり、味は売れない直接の要因ではありません。

結局、ペプシも新しいコーラも他の炭酸飲料のブランドも、クラシックコーラに取って代わることができない最大の理由は、懐かしさによるものだと考えられます。

現代社会では、周囲のすべてが急速に変化しています。消費者は10年前と同じ電話やコンピュータは持っていませんが、私たちは皆、親やその親が飲んでいたのと同じコーラを今でも飲んでいます。

そして、誰もが年を重ねるにつれ、コーラは子供の頃や昔を思い出させてくれる数少ないもののひとつとなります。


クラシックコーラにまつわるある出来事を具体的に覚えていると「Logically Answered」は次のように発言しています。

2007年にシーワールドに行ったとき、コカ・コーラとスプライトの缶が両方ありました。そして、コカ・コーラの缶にはクラシックと書いてあるのに、スプライトの缶には書かれていないことが不思議でした。

当時まだ5歳だった私は、自分の好きな飲み物であるスプライトがクラシックでないことを悲しく思ったのを覚えています。

実際にクラシックの意味を知ったのは、それから10年後でした。

そして今、新しいコーラやクラシックコーラの話を聞くと、いつも子供の頃に行ったシーワールドのことを思い出すのです。この懐かしさは、50歳、70歳、90歳の人ほど強く感じるでしょう。


コカ・コーラがこのような歴史的な価値、そして懐かしさを保ち続ける限り、それを置き換えることはほぼ不可能なのです。

1 2 3 4 5 6
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

新着記事

マックスむらいの最新ドッキリ動画

目次