【MLB】たった4秒!! 大谷選手が放った36号HRの打球速度とバレル率

現地時間7月23日、ロサンゼルス・エンジェルスは、本拠地エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムでピッツバーグ・パイレーツと対戦。「2番・DH」で先発出場した大谷選手は、0対1で迎えた1回裏、1死ランナーなしで打席を迎えると、パイレーツの先発ミッチ・ケラーがフルカウントから投じたボールを捕え、センター方向に第36号ソロ本塁打を放ちました。

マスコミはこのホームランを、時速112.9マイル(約181.6キロ)、飛距離410フィート(124.9メートル)、滞空時間たったの4秒、と紹介。

7月29日現在、大谷選手は、ホームラン数39本とアメリカン・リーグでは2位のシカゴ・ホワイトソックス、ルイス・ロベルトに10本の差をつけてトップ、ナショナル・リーグを加えたMLB全選手中でもトップ。昨シーズンにニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが記録したアメリカン・リーグ最多本塁打記録62本に近いペースでホームランを打ち続けています。

ここでは、最近よく聞く打球速度や、長打との関係が深いバレル率について記述します。

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打球速度とバレル率

近年、ホームランやヒットについて、よく打球速度が話題になります。この打球速度がMLBで公式のデータとして採用されたのは、データ解析ツール・スタットキャストがMLBのすべての本拠地球場に導入された2015年。スタットキャストは、軍事技術である追尾レーダーの技術を応用したもので、これによりこれまで以上に高度に選手の評価ができるようになりました。

スタットキャストで測定できる項目数は80項目以上で、各カテゴリにおける代表的な項目を挙げると、投球においては、リリースポイント、球速、体感速度、回転数、打撃においては、打球速度、打球角度、打球方向、打球距離、走塁においては、リード距離、スタート、加速、最高速度、守備においては、始動時間、打球を追う速度(外野手)、打球を追う走路(外野手)、送球速度、捕球から送球までの時間、など。

スタットキャストでの解析により、バレル率という選手を評価する新たな指標が誕生しました。バレルとは長打が出やすいとされる打球の速度と角度を組み合わせた打球のことで、過去のデータ分析によると、初速98マイル(約158キロ)以上、角度26~30度の打球は高い確率で長打または本塁打になるという。この長打になる初速と角度の組み合わせでは、初速の上昇とともに角度が広がり、100マイル(161キロ)の場合、角度は24~33度まで広がるという結果が出ています。

このバレルを全打球で割ったものがバレル率。つまり、バレル率が高ければ、長打が出やすい、長距離打者、ということです。


MLB打球速度などのランキング

スタットキャストでの解析の打球速度およびバレル率のランキング(7月29日現在)を見ると、平均打球速度では、1位はアトランタ・ブレーブスのアクーニャJr、2位は同じくアトランタ・ブレーブスのマット・オルソン、3位はテキサス・レンジャーズのコーリー・シーガーとなっており大谷選手は4位。

バレル率では、1位はアトランタ・ブレーブスのマット・オルソン、2位は大谷選手、3位はシカゴ・ホワイトソックスのジェイク・バーガー

また、ホームランとなった打球の平均飛距離では、1位はアトランタ・ブレーブスのアクーニャJr、2位はコロラド・ロッキーズのエリアス・ディアス、3位は大谷選手となっており、最長飛距離では大谷選手は1位となっています。

アトランタ・ブレーブスのアクーニャJrは、先日行われたMLBオールスターゲームのファン投票で大谷選手を抑えて全選手中1位となった人気者で、シルバースラッガー賞(外野手部門)を2回受賞。アトランタ・ブレーブスのマット・オルソンは今シーズン現在のところナショナル・リーグホームラン数1位。テキサス・レンジャーズのコーリー・シーガーはシルバースラッガー賞(遊撃手部門)を2回受賞。シカゴ・ホワイトソックスのジェイク・バーガーは現在のところアメリカン・リーグホームラン数第3位。コロラド・ロッキーズのエリアス・ディアスは、今年のMLBオールスタゲームで代打逆転2ランホームランを放ってMVPを獲得。そして大谷選手は一昨年のアメリカン・リーグ、シーズンMVP。

スタットキャスト解析で打球速度やバレル率、ホームランの平均飛距離値が上位の選手は、いずれもデータが示すとおりの強打者といえます。

MLBのトレード期限である7月末日を間近に控えて、ロサンゼルス・エンゼルスのペリー・ミナシアンゼネラルマネージャーは、大谷選手のトレードを否定。これにより大谷選手はトレードによりアメリカン・リーグからナショナル・リーグに移ることがなくなりました。

もしも、そのようになっていたならば、今シーズンのアメリカン・リーグでの本塁打数に積み上げてカウントされることがなかったため、リーグ最多本塁打記録や本塁打王の可能性がなくなるところ。しかし、今シーズンはとりあえずエンゼルスに在籍するとのことなので、 いったい何本のホームランを打つのでしょうか、期待大です。


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